2026/09/05 18:27

前回のブログでは、100Cañosの生産者、ヘルマンさんをご紹介しました。

今回は、そのヘルマンさんたちが育て、収穫したオリーブが、どのように私たちが普段目にする「オリーブオイル」になっていくのかをご紹介します。

写真は、搾油の工程を経て流れ出てきたオリーブオイルです。

収穫したオリーブは搾油所へ

農園で収穫されたオリーブは、搾油所へ運ばれます。

葉や小さな枝などを取り除き、洗浄した後、オリーブの実を細かく砕いてペースト状にします。

そのペーストをゆっくりと練り込み、小さな油滴を集め、最後に油分を分離していきます。

こうして、農園に実っていた一粒一粒のオリーブが、オリーブオイルへと姿を変えていきます。

100Cañosは「低温抽出」

100Cañosでは、オリーブが本来持っている香りや風味を大切にするため、「低温抽出」でオイルをつくっています。

今回、製造工程について生産者のヘルマンさんに改めて確認しました。

低温抽出では、製造工程中の温度を27℃未満に保ちます。

100Cañosではさらに、

「私たちの場合、25℃を超えることはほとんどありません」

とのこと。

温度を低く保つことで、熱による香りや風味への影響を抑え、オリーブが持つフレッシュで繊細な味わいをできるだけ保ちながらオイルにしていきます。

また、ポリフェノールやビタミンEなど、オリーブに含まれる成分を保持するうえでも、温度管理は大切だとヘルマンさんは話します。

「コールドプレス」ではなく「低温抽出」

オリーブオイルの説明で、「コールドプレス(低温圧搾)」という言葉を目にしたことがある方も多いかもしれません。

しかし、100Cañosの製造方法についてヘルマンさんに確認したところ、正確な表現は「低温抽出(extracción en frío)」とのことでした。

かつては、圧力をかけてオイルを搾り出す「圧搾方式」が使われていました。

現在の100Cañosでは、圧搾するのではなく、「デカンター」と呼ばれる機械を使い、遠心分離によってオイルを取り出しています。

そのため100Cañosでは、「コールドプレス」ではなく「低温抽出」という表現が、実際の製造方法をより正確に表しています。

一粒のオリーブから、一本の100Cañosへ

オリーブオイルは、オリーブという果実から生まれるオイルです。

だからこそ、オリーブの品種や収穫時期、育った土地、そして搾油方法や温度管理などが、その香りや味わいに関わってきます。

100Cañosに使われているオヒブランカも、青い草やトマトの葉、アーモンド、バナナなどを思わせる香りや風味が特徴です。

普段私たちが目にするのは、完成した一本のボトル。

でも、その始まりはスペイン・アンダルシアの農園に実った、一粒一粒のオリーブです。

育て、収穫し、低温で丁寧に抽出する。

こうして100Cañosのオリーブオイルはつくられています。

次回は、搾りたてのオリーブオイルの「色」に注目します。

鮮やかな緑色には、どんな理由があるのでしょうか。